この記事では、過去にメンタルヘルス・マネジメント検定1種に一発合格したツシマが行った勉強法についてまとめていきます。
なんだか某大型掲示板みたいなタイトルになりましたが、
私は有料のメンタルヘルス・マネジメント検定の講座を受けずに合格しました。
独学でも何とかなります。
それに、実は私はメンタルヘルス・マネジメント検定の2種・3種は受けたことがありません。
つまり、メンタルヘルス・マネジメント検定の受験が初めてでも、1種に合格できます。
私なりの攻略方法をまとめたので、良かったら参考にしてください。
合格に必要な本は?
はい、では、ここで合格に必須な2種の神器を紹介しましょう。
- 公式問題集(必ず最新版を!!)
- 過去問題集(リンクは2025年度版)
以上。
それ以外は勉強にお金を払う必要はありません。
本当は過去問題集は受けたい年度版のもの(毎年8月頭くらいに発売)を買うと良いですが、1年早い年度のものでもOKです。買い足す必要はありません。
ツシマは2023年度に受験しましたが、買った過去問題集は2022年度のものでした。
ただし、公式問題集が改定された年は自分が受験予定の年度のものを購入するのをおすすめします。
公開!ツシマの合格までのスケジュール
私がメンタルヘルス・マネジメント検定1種に合格したのは2023年度でした。
大雑把にどの時期にどれくらい勉強したか振り返ってみます。
2023年7月
メンタルヘルス・マネジメント検定の公式テキストを繰り返し読む。勉強時間は1日30分〜1時間程度。
2023年8月
過去問題集を解く。ただし選択問題のみ。この時も1日30分〜1時間くらいしか勉強していなかった。
過去問題集の解説を読んで、「なんでテキスト外の問題をそのまま出すねん」とキレていました。テキスト外の内容が解説で出てきたら、周辺知識としてテキストに簡単に書き込むなどの対策をおすすめします
2023年9月
お尻に火がつき始め、ようやく論述試験対策をする。だがやはりなかなか勉強時間は増えず、1日1時間〜2時間くらいしか勉強していなかった気がする。
2023年10月
過去問題集の選択問題を解きながらも、方眼用紙で論述問題を解いた。
知識を関連させるため、ロジックツリーを描いた(看護学生が描く情報関連図みたいなものです)。
試験直前に見直せるように、なかなか覚えられない分野をノートに簡単にまとめた。
赤田太郎先生のYouTubeで、テキストのわかりにくい部分の理解を深めた。
ここでやっと休日の勉強時間が4時間くらいにはなった気がする。
2023年11月
復習中心。受験前日は土曜日だったので発狂しそうになりながらも猛勉強した。気がする。あまり記憶がない。
なんだか我ながらいい加減なスケジュールですね。
ただし、毎日5分だけでもいいので公式テキストを読むことだけは死守しました。
やる気がない日があるのはOKですが、勉強しない日を作らないというのは重要です。
もし私が今から記憶を消してメンタルヘルス・マネジメント検定の勉強をするなら、
7月〜8月
公式テキストを一旦読んでから、過去問題集の選択問題を解く。
わかりにくい用語は赤田先生のYouTubeを見たり、
ChatGPTにわかりやすい言葉に変換してもらったりする。ロジックツリーも描いて論述試験対策をする。
9月
過去問題集の論述問題を解く。
全く解けなければ答えを写してもOK。
しかし次は少しでも同じ問題で書けるように、知識を深める。
10月
今までの復習に力を入れる。
確認のために過去問題をもう一通り解く。
公式テキストにわからない部分がないか再度確認する。
多分このスケジュールで勉強すると思います。
これが理想ですが、まあここまで上手くいくことはほとんどないでしょう。
だって、人類はサボるの大好きですからね。
計画通りにいかなくても、自分を責めすぎずに「試験前に何とかなっていればいいや」くらいに考えた方が楽です。
恐怖の論述を攻略せよ
皆さんが一番恐れているのは、論述試験だと思うのです。
記述問題で良い点数が取れても、論述試験で25点以上とれなかったら不合格です。
私も例外なく、論述を恐れていた受験者の1人でした。
しかし、最初に申し上げた通り、独学でメンタルヘルス・マネジメント検定1種を合格することは可能です。
ここで論述対策を受験勉強編・当日編に分けてご紹介します。
受験勉強編
- わからない用語をなくす
公式テキストと過去問題集の中からわからない用語を一つ一つなくしましょう。
最初に公式テキストを読む時は流し読みでOKです。意味がわからなくてもひとまず最後まで読みましょう。
そして、意味が分かりにくい用語についてはChatGPTに「この単語について、小学生でもわかるように教えて!」と尋ねましょう。
詳しいやりとりについては看護職よ、AIと仲良くなれ〜初級編〜をご参照ください。
- ロジックツリーを描く
ロジックツリーを描くと、用語の関連性がわかりやすくなります。
なかなか覚えられない分野だけロジックツリーを描くのがおすすめです。
汚い字ですが、よかったら私が受験前に描いたものを参考にしてください。

- ChatGPTに論述を添削してもらう
ChatGPTに、
| 私はメンタルヘルス・マネジメント検定1種を受験します。 模範回答を参考に、論述問題の回答を添削してください。文字数制限は○○文字です。 【問題文】 〜〜 【私の回答】 〜〜 【模範回答】 〜〜 |
このように質問を送ってみてください。
問題文と模範回答をChatGPTに入力するのが面倒であれば、問題文や模範回答の画像をChatGPTに送ってもOKです。
(ただし、今のChatGPTは画像から文字を抽出をするのがちょっと苦手です。私が試したところ95%以上は合っていますが、たまーに何文字か間違っていることがあります。)
相手は人間ではありませんが、客観的に自分の文章がわかりやすいか、論点がずれていないか確認してくれます。
ChatGPTからフィードバックを得た後は、念のため公式テキストを読んでChatGPTの指摘が合っているか確認しましょう。
- テキストの図表を、なるべく何も見ずに描けるようにする
過去に論述試験で図表から問題が出されたことがあったらしく(2022年頃かな?)、轟沈した人が続出したようです。
流石に図表を何も見ずに完璧に描けるようになれ、とは言いませんが、
図表の概略くらいは描けるようになった方が良いと思います。(復職のステップなど)
これで論述の点数が稼げれば儲けものです。しめしめ。
- 下書きをほとんどしない状態で記述問題を解く練習をする
これ、重要です。
メンタルヘルス・マネジメント検定の論述試験では下書き用紙も配られますが、
きっちり下書きしてから後で問題用紙に清書したら絶対制限時間に間に合いません。
個人的には、メンタルヘルス・マネジメント検定最大のトラップだと思います。
下書きするとしてもキーワードを書き殴るくらいにしておきましょう。
下書きに時間をかけている場合ではありません。
問題用紙に何も書かなければ0点ですが、何か書けば点数が狙えます。
まずは全て埋めましょう。
ちなみに私は上記のやり方を当日に行い、ギリギリ制限時間以内に問題用紙を全て埋めることができました。
これで私は論述問題で30点をゲットしました。割とギリギリですが25点以上あっただけラッキーです。
当日編
- 選択問題は、なるべく早めに終わらせて途中退出する
選択問題の制限時間は2時間もあります。
あまり記憶にありませんが(ごめんなさい)、私の場合は選択問題の試験開始1時間以内くらいに途中退出しました。
途中退出したら、一旦ぼーっとして頭を休めましょう。
そして、不安なところだけ復習しましょう。
選択問題は2〜3回くらい見直せば十分です。
1種と2種、同時受験(併願)してもいい?
私としてはおすすめしません。
同時受験すると2種を午前、1種を午後に受験することになります。
試験では頭をフル回転させるので、2種の後にヘトヘトになった状態で1種を受けることになります。
圧倒的不利です。
保険のために2種も受けたいという気持ちも痛いほどわかります。私も迷いました。
しかし、1種に合格する可能性を少しでも上げるには、同時受験しないことをおすすめします。
その代わり、3月に2種を受けるのはOKだと思います。
1種を受ける前に3月に2種を受けるのもよし、1種が万が一合格できなかった時に、1種の知識を活かして2種を受ければあなたの勉強は決して無駄にはなりません。
結局は運
最後に、ここまで攻略法をまとめてきましたが…
それでも合格できない時はできないです。
特に、論述問題の結果は、あなたと論述問題の相性に左右されます。
私の時は、偶然問題と私の相性が良かったのでラッキーでしたが、
もしかしたら他の年に受けていたら一発合格できなかったかもしれません。
また、もし合格できなかったとしても、あなたが身につけた知識が無駄になることは決してありません。
もし論述試験がうまく解けなかったら、「来年は私と相性が良い問題に当たるといいな」くらいに考えるのが吉です。
まとめ
以上、メンタルヘルス・マネジメント検定1種の攻略記事を書きました。
論述問題は正直運もありますが、公式テキストと過去問題集の分からない言葉をなくそうとすることで対策できます。
また、あなたが産業保健師であれば、あなたの経験を基に論述問題が解けることもあります。
7月〜8月くらいから勉強すれば、十分11月のメンタルヘルス・マネジメント検定1種受験日に間に合います。
この記事が、メンタルヘルス・マネジメント検定1種を受験するあなたに役立ちますように!!
