これまでPart1、Part2と健康経営エキスパートアドバイザー試験に関する用語や法律の説明を行ってきました。今回も張り切っていきましょう!!
今回のテーマは、「健康経営銘柄」、「健康経営優良法人認定制度」、「ヘルスリテラシー」です!!
前回と同じく記述式のクイズもありますので、是非ともチャレンジしてみてください!!
健康経営銘柄
概要
経済産業省等が設計した顕彰制度。
東京証券取引所の上場企業の中から健康経営に優れた企業が選定され、長期的な視点により企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介される。
健康経営銘柄企業に対しては、健康経営を普及拡大していく「アンバサダー」的な役割を求めるとともに、健康経営を行うことでいかに生産性の向上や企業価値に効果があるかを分析し、それをステークホルダーに対して積極的に発信していくことが求められる。
選定基準(健康経営銘柄2025)
- 重大な法令違反等がない。
- 健康経営優良法人(大規模法人部門)申請法人の上位500位以内である。
- ROE(自己資本利益率)の直近3年間平均が0%以上または直近3年連続で下降していない企業を対象とし、ROEが高い企業には一定の加点を行う
- 前年度回答有無、社外への情報開示の状況についても評価し、一定の加点を行う。
💡クイズ!!健康経営!!
Q1. 健康経営銘柄は、どのような企業を対象として選定される制度か。
Q2. 健康経営銘柄に選定された企業に求められる役割を1つ挙げよ。
Q3. 健康経営銘柄2025における選定基準のうち、財務指標として活用される指標は何か。
健康経営優良法人認定制度
概要
職場の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に健康経営を実践している優良な大企業や中小企業などの法人を認定する制度である。
健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けやすい環境が整備されている。
健康経営優良法人認定を受けることで健康経営優良法人認定ロゴを名刺に記載する等、対外的なアピールや企業ブランディングに活用できる。
ホワイト500:大規模法人部門上位500法人
ブライト500:中小規模法人部門上位500法人
ネクストブライト1000:中小規模法人部門上位501〜1500法人
健康経営優良法人2025の認定企業数:
大規模法人部門3,400法人、中小規模法人部門19796法人 年々増加傾向
健康経営優良法人部門の区分
| 【大規模法人部門】 人数 | 【中小規模法人部門】 人数 | 【中小規模法人部門】 資本金または出資金額 | |
| 卸売業 | 101人以上 | 1〜100人 | 1億円以下 |
| 小売業 | 51人以上 | 1〜50人 | 5000万円以下 |
| サービス業 | 101人以上 | 1〜100人 | 5000万円以下 |
| 製造業その他 | 301人以上 | 1〜300人 | 3億円以下 |
💡クイズ!!健康経営!!
Q4. 健康経営優良法人認定制度は、どのような法人を認定する制度か。
Q5. 健康経営優良法人に認定されることで得られる主なメリットを1つ挙げよ。
Q6. 健康経営優良法人の大規模法人部門上位500法人を何と呼ぶか。
Q7. 中小規模法人部門において、ブライト500に次ぐ上位501〜1500法人は何と呼ばれるか。
Q8. 中小規模法人部門に分類される条件として、製造業・その他の業種は従業員数・資本金がいくら以下であるか。
ヘルスリテラシー
概要
ヘルスリテラシーとは、「健康に関する基礎能力」といえる。
ヘルスリテラシーは、ヘルスプロモーションという過程を通して得られたもの、すなわち、「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるように指定く能力」とも捉えられる。
ヘルスリテラシーが不十分だと、医学的な問題の最初の方向に気付きにくかったり、職場で怪我をしやすくなったりする。
分類
- 機能的リテラシー:日常生活場面で有効に機能する読み書きの基本的な能力
- 相互作用的リテラシー:様々な形のコミュニケーションによって情報を入手したり価値を引き出したりして、新しい情報を適用できる能力
- 批判的リテラシー:情報を批判的に分析し、日常の事象や状況をより広範にコントロールするために活用できる能力
💡クイズ!!健康経営!!
Q9. ヘルスリテラシーが不十分な場合、どのような不都合が生じる可能性があるか。
Q10. ヘルスリテラシーの3分類のうち、情報を批判的に分析し、生活や状況をより広くコントロールする力を指すものは何か。
Q11. 相互作用的リテラシーとはどのような能力か、簡潔に説明せよ。
解答!!何問正解できましたか!?!?
Q1. 健康経営銘柄は、どのような企業を対象として選定される制度か。
A1. 東京証券取引所の上場企業
Q2. 健康経営銘柄に選定された企業に求められる役割を1つ挙げよ。
A2. 健康経営の普及・拡大に向けた「アンバサダー」としての役割を担うこと
健康経営を行うことでいかに生産性の向上や企業価値に効果があるかを分析し、それをステークホルダーに対して積極的に発信すること
Q3. 健康経営銘柄2025における選定基準のうち、財務指標として活用される指標は何か。
A3. ROE(自己資本利益率)
Q4. 健康経営優良法人認定制度は、どのような法人を認定する制度か。
A4. 職場の健康課題に即した取り組みや健康増進の取り組みを行う、特に健康経営を実践している優良な法人。
Q5. 健康経営優良法人に認定されることで得られる主なメリットを1つ挙げよ。
A5. 健康経営優良法人認定ロゴを名刺等に使用でき、対外的なアピールや企業ブランディングに活用できる。
Q6. 健康経営優良法人の大規模法人部門上位500法人を何と呼ぶか。
A6. ホワイト500
Q7. 中小規模法人部門において、ブライト500に次ぐ上位501〜1500法人は何と呼ばれるか。
A7.ネクストブライト1000
Q8. 中小規模法人部門に分類される条件として、製造業・その他の業種は従業員数・資本金がいくら以下であるか。
A8.従業員数300人以下、資本金3億円以下
Q9. ヘルスリテラシーが不十分な場合、どのような不都合が生じる可能性があるか。
A9. 医学的な問題の初期サインに気付きにくくなったり、職場で怪我をしやすくなる。
Q10. ヘルスリテラシーの3分類のうち、情報を批判的に分析し、生活や状況をより広くコントロールする力を指すものは何か。
A10. 批判的リテラシー
Q11. 相互作用的リテラシーとはどのような能力か、簡潔に説明せよ。
A11. コミュニケーションを通じて情報を得て活用し、新しい情報を適用できる能力。
