おはこんハロチャオ。ツシマです。
突然ですが、保健師を目指している看護学生の皆さん、あなたの大学、保健師課程に希望者全員が進めますか???
「看護大学に入れば、看護師と保健師の両方が取れるんじゃないの?」と思っている中高生の皆さん。
残念ながら、大学によります。
大学によっては希望者全員が保健師課程を履修できますが、人数制限があり、学内選抜を突破しないと保健師課程へ進めないところもあります。
そして私、ツシマも、大学時代にこの保健師課程選抜を経験しました。
しかも私が受験したのは約10年前。
さらに、その大学で保健師課程の選抜試験が行われたのは、私達の学年が初めてでした。
つまり、
過去問なし!!!!!
先輩の体験談なし!!!!!
前情報ほぼなし!!!!!
は???何すりゃいいねん???
という状態でした。
それでも無事に選抜試験に合格し、保健師課程を履修して、最終的には保健師国家試験にも合格しました。
今回は、そんな私が今振り返って、
「保健師課程の選抜を受けるなら、ここは押さえておいた方がいいぞ!」
と思うことを書いていきます。
ただし、最初に大事な注意事項です。
私が選抜を受けたのは約10年前です。
さらに、保健師課程の選抜方法は大学によって全然違います。
この記事はあくまで一人の経験者の話として読んでください。
最優先するべきなのは、私の話ではなく、あなたの大学の最新の募集要項・履修要項・説明会です!!!
ここ超重要です。
それではレッツゴーーー!!!
大前提!中高生なら「そもそも選抜がどうなっている大学なのか」を調べよう
いきなり試験対策ではありません。
むしろ、保健師になりたい気持ちがかなり強い中高生なら、大学受験の時点から確認してほしいことがあります。
その大学では、何人が保健師課程に進めるのか?
です。
「看護学部がある!」
「保健師国家試験受験資格も取れる!」
ヨシ!!!!!
……で終わらないでください。
「保健師課程あり」と書いてあっても、希望者全員が履修できるとは限りません。
入学後に選抜があり、20人だけ、30人だけ……という大学もあります。
逆に、希望者全員が履修できる大学もあります。
保健師になりたい気持ちが強いなら、この差はかなり大きいです。
看護大学を選ぶときは、「保健師課程があるか?」だけではなく、「何人履修できるのか?」「選抜があるのか?」まで見てください。
可能であれば、高校3年生の時に志望大学のオープンキャンパスに行くことをおすすめします。
もちろん高校1年・2年で行ってもいいのですが、高2の時のオープンキャンパスでは「全員が保健師課程に進めます!」と言っていたのに、
いざ自分が受験する時になったら「ごめんね、やっぱり皆さんが入学する年から選抜制だよ⭐︎」となることだってあります。(これも実体験です)
そしてもう一つ。
もし大学内の保健師課程に進めなかったとしても、保健師への道が完全に閉ざされるわけではありません。
看護師免許取得後に、保健師養成所や大学の専攻科などで1年間学ぶ方法や、大学院で学ぶ方法もあります。
「この大学の保健師課程に落ちたら人生終了」
ではありません。
勿論、お金も時間も追加で必要になります。なので、
「大学内で保健師課程に進めなかったら、自分はどうする?」
まで高校生のうちに考えられたらかなり強いと思います。
まず保健師課程の募集要項を読め!!!話はそれからだ!!!
さて、大学に入った皆さん。保健師課程の募集が始まりました。何をしますか?
先輩に聞く?
先生に聞く?
Google先生に聞く?
もちろん全部ありです。
しかし、その前にやることがあります。
募集要項を読む。
当たり前のようですが、本当に大事です。
なぜなら、
選抜する側が「何を見るのか」を他ならぬ公式が教えてくれているからです。
成績を見るのか。
面接があるのか。
志望理由書があるのか。
筆記試験があるのか。
どこまでの成績が対象なのか。
応募条件そのものにGPAなどの基準があるのか。
これは全て、大学によって違います。
実際、現在の文部科学省の調査でも、保健師課程を選択制としている大学では、成績と面接の両方を選抜に使っている課程が多く、その他にも小論文、志望理由書、筆記試験などが使われています。
つまり、
全国共通の「保健師課程選抜必勝法」なんてものはありません。
まず自分の大学のルールを確認しましょう。
ゲームを始める前にルール説明を読みましょう。
説明を全部飛ばしてから、
「えっ、このボス物理攻撃効かないの???」
となったら手遅れです。
低学年のうちから成績はできるだけ良くしておく!
学業成績は選抜直前になってからでは取り返しにくいところです。
大学によっては、GPAなどの成績が保健師課程の選抜に使われます。
つまり、保健師選抜の年になって、
「よっしゃ!!!保健師になるぞ!!!選抜対策するぞ!!!」
と思っても、
1~2年生の成績がすでに選考材料になっている可能性があります。
「過去の自分、何してくれとんねんワレェ!!!」となっても時既に遅し。
もちろん、全部「秀」や「A」にしろという話ではありませんよ。
看護大学はそもそも授業も実習も多いですし、全部完璧にするのは大変です。
ただ、保健師を目指す気持ちがあるなら、
「単位さえ取れればいいや!」でギリギリを攻め続けるのは少し危険かもしれません。
高校生の段階から保健師志望が固まっている人なら、大学1年生から成績をある程度意識しておいた方が安全です。
なお、公衆衛生看護学関係については、保健師国家試験の過去問や国民衛生の動向、公衆衛生がみえるを利用するのがおすすめです。特に選抜試験に合格したら、保健師国家試験を受けることになるので。
国民衛生の動向 2026/2027 (厚生の指標2026年8月増刊)
既に合格した先輩がいるなら話を聞こう!
これはかなり強いです。先輩の生情報。
私の代は初回だったので使えませんでした。辛いよぉ…
しかし、既に保健師課程の選抜を経験した先輩がいるなら、
「面接ではどんなことを聞かれました?」
「一人ずつの面接ですか?グループ面接ですか?」
「志望理由書はどんな感じでした?」
「どんな雰囲気でした?」
「筆記試験はどんな内容でした?」
など、聞ける範囲で聞いてみる価値があります。
もちろん、前年と全く同じ試験になる保証はありません。
先輩の話だけを信じて公式情報を読まないのはダメです。
しかし、公式資料では分からない空気感を知ることができるのは大きなメリットです。
募集要項+先輩の体験談。
この二刀流でいきましょう。
保健師課程に関わる先生とは普段から話しておこう
ここは少し難しい話です。
「先生と仲良くしておけば受かるってこと??コネ???」と思った方。ちょっと待ってください。
私は、先生にゴマをすって合格しろ!!!と言いたいわけではありません。
選抜は本来、大学が定めた基準に基づいて行われるものです。
ただし、保健師を本気で目指しているのであれば、公衆衛生看護学の先生とは普段から話しておいて損はないと思います。
授業で分からないことを質問する。
授業では積極的に発表する。
保健師の進路について相談する。
先生が関わる大学の活動やボランティア、オープンキャンパスなどに参加する。
そういう機会があれば使ってみましょう。
先生に顔を覚えてもらうため……というのもそうですが、保健師について直接話を聞ける機会を増やすためです。
そして、ここにはもう一つ理由があります。
先生や大学が「どんな保健師を育てたいのか」を知っておこう
これは意外と重要だと思います。
同じ保健師課程でも、大学や先生によって考え方には違いがあります。
例えば、
「卒業したらすぐ保健師として働いてほしい」と考えているのか。
「最初は看護師でも、将来的に保健師になってくれればよい」と考えているのか。
行政、産業、学校など幅広い分野を考えているのか。
特に行政保健師として地域で働く人材を育てたいのか。
こうした方向性には違いがあり得ます。
実際、大学によっては、保健師課程の選抜条件として「卒業後すぐに保健師として働くことを強く希望する者」と明記しているところもあります。
つまり、「保健師免許が欲しいです!」だけでは、その大学が求めている学生像とズレる可能性があります。
勿論、先生が「行政保健師になってほしい」と言っているのに「産業保健師になりたい」という気持ちに嘘をつけという話ではないです。
大事なのは、自分の希望と、保健師課程の考え方がどれくらい合っているのかを確認すること。
そして、自分の考えを面接や志望理由書できちんと説明できるようにすることです。
先生の価値観を知るというより、
「この保健師課程は、どんな人を育てたいんだろう?」
と考える方が近いかもしれません。
大学のホームページ、履修要項、説明会、先生との会話、先輩の話などから少しずつ見えてくると思います。
志望理由は「保健師になりたいです!」からもう一歩掘ろう
面接や志望理由書がある場合、
「なぜ保健師課程を履修したいのですか?」
と聞かれる可能性は高いでしょう。
ここで、「保健師になりたいからです!!!」だけだと、先生は「そりゃそうでしょうね。保健師課程ですから」となります。
大事なのは、その一歩先です。
なぜ保健師に興味を持ったのか。
看護師ではなく保健師として、何をしたいのか。
どんな人や地域に関わりたいのか。
将来どのように働きたいのか。
保健師課程で何を学びたいのか。
ここまで考えておくと、かなり話しやすくなります。
立派な社会問題を持ってくる必要はありません。
自分が授業で興味を持ったことでも、
実習で感じたことでも、身近な経験でも構いません。
「私はこういう経験・関心がある。だから保健師についてもっと学びたい」
と、自分の言葉でつながっていることの方が大事だと思います。
申し込みはギリギリまで放置しない
これは少し私の昔話をします。
私が選抜を受けた時、受験番号が早い学生の方が、結果的に合格している割合が高かった記憶があります。
当時の私は、「早く申し込んだ方が熱意が伝わるのでは???」と思っていました。
……が。今、データ分析をやっている私から一言。
いや、それだけでは分からんよ。
早く申し込んだから受かったのか。
そもそも保健師志望が強い学生ほど早く申し込み、その人たちは普段の成績も良かったのか。
別の理由なのか。
これだけでは因果関係は分かりません。
10年前のツシマ、早まるんじゃあない。
なので、「早く申し込めば合格率アップ!」とは言いません。
ただし、締切ギリギリまで放置するメリットも特にありません。
書類に不備があった。
必要なものが足りなかった。
提出場所を勘違いした。
締切当日に体調を崩した。
そんな事故を防ぐためにも、準備ができたら余裕を持って申し込むことをおすすめします。
選抜当日の服装に迷ったら、スーツなどの無難な格好で行こう
これは完全に私の大学であった話です。
保健師課程選抜の当日。当時は服装について特に規定はありませんでした。
当日は、
1. スーツで来た学生
2.スーツではないけど、大人しめな服装の学生
3.完全に普段の私服の学生
がいました。
しかし、選抜試験が終わり、合格者が集められた教室で、公衆衛生看護の先生が言いました。
「服装は合否には関係ないんだけどね…大事な試験なのにカジュアルな服で来るのはどうなの??」
そんなの知らないよ!!という気持ちは分かります。
個人的には、服装指定がなくても、面接を含む正式な選抜試験なら、
迷ったらスーツなどの無難な服装で良いと思います。
別に高い就活スーツを買う必要はありません。
既にリクルートスーツを持っているなら、それで十分でしょう。
服装で加点されるとは限りません。
しかし、
「この服装で大丈夫かな……」
と試験当日に余計な心配をするくらいなら、スーツなどの無難な格好をして、
頭のリソース全部を試験に使いましょう。
もし保健師課程に落ちたら?
私の同級生にも、残念ながら保健師課程の選抜に合格しなかった人が何人かいました。
その中に、どうしても保健師になる夢を諦めたくなくて、卒業後に改めて保健師学校へ進学した人がいました。
私達が保健師実習後の発表会をしていた時、その同級生が聴講しに来ていたことを今でも覚えています。
選抜に落ちた時には、少なからず悔しさもあったのではないかと思います。
でも、彼女はそこで終わりにはしませんでした。
大学の保健師課程には進めなかった。
それなら、別の道から保健師を目指す。
そうやって次の道へ進んでいきました。
もし選抜に落ちてしまっても、それでも保健師になりたい気持ちが残っているなら、ぜひ先生にも相談してみてください。
保健師学校や専攻科など、その先の進路について一緒に考えてもらえるかもしれません。
選抜に落ちたことと、保健師になることを諦めることは、同じではありません。
おわりに
というわけで今回は、私が約10年前に経験した保健師課程の選抜を振り返りながら、今の私が考える対策を書いてみました。
結局のところ、私が一番伝えたいのは、選抜直前だけ頑張ればいい試験とは限らないということです。
普段の成績。
日頃から保健師について知ろうとすること。
先生や先輩から情報を得ること。
自分がなぜ保健師になりたいのか考えること。
そして、自分の大学がどのような基準で学生を選んでいるのか知ること。
この積み重ねが大切だと思います。
そして中高生の皆さん。
保健師になりたい気持ちが強いなら、大学名や偏差値だけではなく、
「この大学に入ったあと、私はどうやって保健師になるの?」
まで調べてみてください。
大学に入ってから、「えっ!!!保健師課程20人だけなの!?!?!?」と知るより100倍いいです。
私が選抜を受けた頃とは制度が変わっている大学も多いと思います。
必ず、自分が在籍している・受験を考えている大学の最新情報を確認してください。
それでは皆さんの保健師への道がうまくいくことを願っております。
さらばだ。
